みなさんは自分の肌タイプわかっていますか?
化粧品を選ぶときのポイントはなんですか?
健康的な美肌を手に入れるためには、自分の肌タイプを知って、適したお手入れをすることが大切です。
- 肌タイプの見分け方がわからない人
- 自分の肌タイプに合う化粧品を選びたい人
- 肌タイプ別の特徴やお手入れポイントについて知りたい人
こんな方は、ぜひこの記事を読んでくださいね。
季節ごとのお手入れポイントも後半にまとめているので、そちらも合わせてチェックしてみてください。
- 肌タイプと見分け方
- 肌タイプ別の特徴とお手入れポイント
- 季節別の特徴とお手入れポイント
肌タイプと見分け方
まずは、肌タイプにはどんなものがあるのかと、その見分け方について紹介します。
肌タイプ
肌のタイプは、
- 普通肌
- 脂性肌
- 混合肌
- 乾燥肌
の4つに分類されます。
ただ、この肌タイプは固定されているわけではありません。
皮膚の状態は、季節などの環境、身体全体の健康状態やストレスによっても変わるので、
普通肌だと思っていても、あるとき「乾燥肌になった?」と感じることももちろんあり得ます。
それぞれの肌の特徴を図にしました。
肌タイプ別の詳細は後ほどまとめてあるので、ここでは簡単に。
肌タイプの見分け方
肌タイプの見分け方ですが、今すぐにできる方法として、次の設問に回答してみてください。
- 日中、肌がつっぱることがよくある
- 口や目の周りがカサカサしやすい
- 化粧ノリが悪く、粉っぽくなる
- 肌のキメは細かいほうだ
- 日中、肌のテカリが気になる
- 油とり紙で皮脂を度々とらなければならない
- 頬の毛穴が大きく、目立つほうだ
- 額や頬にニキビができやすい
当てはまった数を確認し、先ほどの図と見比べると自分の肌タイプがわかるかと思います。
他の方法としては、
- コスメカウンターやオンラインでカウンセリングを受ける
ことです。
肌タイプはもちろん、あなたの肌に合ったお手入れ方法なども詳しく教えてもらえますよ。
肌タイプ別の特徴とお手入れポイント
ここからは肌タイプ別に、
- 特徴
- お手入れポイント
をまとめています。
肌タイプの特徴とお手入れポイントをきちんと理解した上でスキンケアすることで、水分と皮脂のバランスを正常な状態に近づけることができ、健やかで美しい肌を手に入れることができます。
普通肌
- 水分と皮脂のバランスが整っている
- カサつきやニキビなどの肌トラブルが少ない
- バリア機能が働いていて、外からの刺激にも影響されにくい
- 肌の質感がなめらかで、健康的な肌状態
- そのときの肌悩みに応じた美容液を取り入れる
- 季節に合わせたケアを徹底する
- 低刺激の洗顔料を使って皮脂のバランスを保つよう心がける
脂性肌
- 水分も皮脂も多い
- 皮脂が過剰で肌がベタつく
- 毛穴の開き、ニキビや吹き出物、メイクの持ちが悪いなど、皮脂汚れが原因の肌トラブルが多い
- 適度な洗顔と引き締め効果のある化粧品で皮脂を抑える
- 油分の多い化粧品は避ける
- 皮脂の取りすぎは肌の保水力を損なうため、洗浄力の強いものを使いすぎない
混合肌
- Tゾーン(額、鼻、顎)は脂っぽく、Uゾーン(頬、フェイスライン)はカサつく
- 季節の影響を受けやすく、冬は乾燥し、夏は脂っぽくなる傾向がある
- 20代後半〜30代に多い
- Tゾーンは化粧水をたっぷりつけても乳液は控えめに、逆にUゾーンは乳液やクリームをたっぷりめに
- 化粧品も、Tゾーンは油分を抑えるアイテムを、Uゾーンは保湿力の高いアイテムを使う
- 日焼け止めは軽いテクスチャーのものを選ぶ
乾燥肌
- 水分も皮脂も少ない
- 肌のカサつきを感じやすい
- 乾燥によりかゆみや炎症が起きやすい
- 低刺激で保湿成分を多く含む化粧品を使う
- ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が含まれている乳液やクリームでしっかり水分を閉じ込める
- 紫外線ダメージは乾燥を悪化させるため日焼け止めは必ず使う
敏感肌とは
これまでにお伝えした4つの肌タイプ以外に、
『 敏感肌 』 という肌タイプもあります。
敏感肌とは、
- 初めから化粧品が肌に合わなくて使用できない
- 普段は化粧品を問題なく使用できるが、季節の変わり目、生理前、体調が悪いときなどに化粧品が合わなくなる
といった状態の肌を指します。
50〜70%が②に該当し、 「 自称敏感肌 」 とも言われています。
肌が敏感になるのは誰でもあること。
過度なお手入れを控えたり、肌に優しい化粧品を使うなど、肌の変化と上手に付き合うことが大切です。
敏感肌の特徴とお手入れポイントについてもお伝えしますね。
敏感肌の特徴とお手入れポイント
- ちょっとした刺激で肌に赤みが出やすい
- 化粧品や環境の変化によってカサつきやヒリつきを感じやすい
- 季節の変わり目や天候の変化にも敏感
- アレルギー反応を起こしにくいヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が含まれている化粧品を選ぶ
- 敏感肌用の日焼け止めを使って、紫外線から肌を守る
- 新しい化粧品を使うときは、パッチテストを行う
敏感肌は、外部刺激に対してとにかく過敏になりやすいです。
成分がシンプルで添加物の少ない化粧品を使うなど、不必要な刺激を与えないようにしましょう。
季節と肌
気温や湿度が変化することにより、肌状態にも影響が表れます。
季節ごとの肌の特徴やお手入れポイントも知っておきましょう。
春
- 肌の潤いは増すが、花粉の飛散や強風によるほこり、寒暖差、新生活などのストレスによって肌が過敏になる
- 気温が上昇することで肌の新陳代謝が活発になり、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)が促進される
- 外気の汚れや老廃物をきちんと落とし、十分な保湿をする
- 紫外線量が増えるため、日焼け止めは必須
夏
- 高温多湿の環境下で汗と皮脂の分泌が増え、毛穴の詰まりやニキビができやすくなる
- 紫外線が非常に強く肌ダメージが大きいため、紫外線対策を怠ると、シミ・そばかす、皮膚の老化が進行しやすい
- 日焼け止めを必ず使って紫外線対策をする
- エアコンの使用で肌が乾燥しやすいため、十分な保湿を心がける
- 汗や皮脂を、クレンジングや洗顔できちんと落とす
秋
- 湿度が低下し、肌の水分が蒸発しやすくなる
- 目元や口元などのカサつきが気になり始める
- 夏の紫外線ダメージによるシミ・そばかすが目立つことがある
- 乾燥が進む季節であること、夏から肌の水分量が減少していることから、保湿効果の高い化粧品を使う
- 夏のダメージを残さないよう、美白ケア・保湿ケアを行い、肌の調子を整える
冬
- 寒さや乾燥、風により、肌のバリア機能が低下し、敏感肌になりやすくなる
- 屋内外の温度差が大きいと乾燥しやすい(肌負担 大)
- 乾燥によるカサつき、かゆみ、シワが気になる
- 気温の低下で血行が悪くなるため、マッサージや適度な運動、入浴などで血液循環を良くする
- 積雪のある地域では、雪の反射で日焼けするので、露出部分は日焼け止めを塗る
一年中ベストな肌コンディションでいられるよう、季節ごとに適切なスキンケアを行いましょう。
自分の肌は自分でコントロールする
話題の化粧品を使うのもいいけど、自分の肌タイプに合った化粧品を使ってお手入れすることが、美肌への近道です。
いつ、何を要因として、肌のコンディションが変わるかはわかりません。
日頃から自分の肌をよく観察してみましょう。
「肌が揺らいできたな」という感覚がわかってくるかと思います。
私も肌が揺らぎやすいので、肌にスキを与えないよう、毎日鏡とにらめっこしています。
美容医療に頼るのもいいですが、まずは自分の肌を自分でコントロールできるようになりたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。