一つ前の記事では、ニキビの予防法やニキビができてしまったときの注意点についてまとめました。
今回はもう少し詳しい内容になっています。
ニキビは進行過程によって種類分けされていて、今回はその種類と種類別のケアについてです。
ニキビに効く有効成分やニキビ跡のお手入れについても少し触れています。
一つ前の記事を読んでいない人は、ぜひそちらもあわせて読んでくださいね。
- ニキビの種類
- ニキビの種類別ケア
- ニキビ予防に関する有効成分
- ニキビ跡のお手入れ
ニキビの種類
ニキビは主に以下の4種類に分けられます。
- 白ニキビ
- 黒ニキビ
- 赤ニキビ
- 黄ニキビ
では、それぞれがどういう状態か解説していきます。
白ニキビ
肌表面に白い小さな突起として見えることが多いです。
黒ニキビ
通常、肌表面に黒い点として見えます。
赤ニキビ
赤く腫れて痛みを伴うことがあります。
黄ニキビ
白や黄色の膿が見えることもあり、触ると痛みを伴います。
ニキビは、初期の非炎症性状態から炎症性状態へ進行していきます。
ニキビができてしまったら、それぞれの段階で適切なケアをすることが大切で、なるべく早い段階でニキビを治したいところではあります。
後になればなるほど、ニキビ跡になる可能性も高くなってしまうからです。
ニキビの種類別ケア
ここからは、ニキビの種類別にケア方法をお伝えします。
白ニキビのケア
- 朝晩洗顔を行い、皮脂や汚れを取り除く
- 洗顔後はしっかり保湿する
- 油分の少ないスキンケアを心がける
- ビタミンC配合の化粧水や美容液を使うと効果的
黒ニキビのケア
- 白ニキビと同様、適切な洗顔を行い、皮脂や汚れを取り除く
- 週1〜2回のスクラブで毛穴の汚れを取り除く
- 毛穴汚れを吸着するクレイパックもおすすめ
- ニキビ肌用の皮脂抑制、角層柔軟、殺菌効果のあるスキンケアアイテムを使う
赤ニキビのケア
- 刺激の少ない洗顔料を使って優しく洗う
- 抗炎症や殺菌成分を含むスキンケアアイテムを使う
- 洗いすぎや刺激はNG
- メイクは控える
- ひどい炎症を起こしている場合は、皮膚科医に相談する
黄ニキビのケア
- 優しく洗顔し、清潔を保つ
- 抗菌成分を含むクリームや軟膏を使う
- 絶対に触らない
- 膿が溜まっている場合は、皮膚科医に相談するのがベスト
ニキビ予防に関する医薬部外品有効成分
医薬部外品は、ニキビの ” 予防 ” を目的とするものです。
その条件としては、
- 皮膚刺激がない
- コメドを誘発しない
- アクネ菌のエサにならない
ことが挙げられます。
ニキビの予防効果をもつ有効成分としては、
- 皮脂抑制剤
- 角層剥離・溶解剤
- 殺菌剤
- 抗炎症剤
があります。
今回は、代表的な成分を5つ紹介します。
- サリチル酸
- レゾルシン
- イソプロピルメチルフェノール
- アラントイン
- グリチルリチン酸ジカリウム
それぞれどんな作用があるのかこの機会に覚えて、化粧品購入の際に成分をチェックしてみてください。
サリチル酸
アクネ菌殺菌作用や角層軟化作用があります。
- 殺菌
- 抗炎症
- 角層剥離・溶解
レゾルシン
皮脂分泌抑制、アクネ菌殺菌、角層軟化、角層除去効果があり、毛穴をきれいにします。
- 皮脂抑制
- 殺菌
- 角層剥離・溶解
イソプロピルメチルフェノール
アクネ菌など皮膚表面の細菌の増殖を抑制します。
- 殺菌
アラントイン
消炎効果や細胞活性化の働きがあり、ニキビの炎症や赤みを抑えます。
- 抗炎症
グリチルリチン酸ジカリウム
強力な消炎効果があり、ニキビの炎症や赤みを抑えます。
- 抗炎症
ニキビ跡のお手入れ方法
最後にニキビ跡のお手入れ方法についてです。
赤みが残ったら
ニキビが治っても赤みが残ってしまったら、ビタミンC誘導体や抗炎症効果のある成分を配合した化粧品を使うようにしましょう。
イオン導入もおすすめです。
イオン導入とは、電流を使用して皮膚のバリア機能を一時的に破り、美容成分を皮膚の内部に浸透させる方法。
シミが残ったら
色素沈着によるシミになってしまったら、美白化粧品やピーリングが効果的です。
紫外線はニキビ跡を悪化させることがあるため、日焼け対策は必ずしてください。
クレーターが残ったら
深いクレーターや大きな跡は自宅ケアでは限界があるため、医療機関でケミカルピーリングやレーザー治療を受けることをおすすめします。
「これ、ニキビ跡かも、、」 と思ったらとにかく早めに対処するようにしてください。
それと、とにもかくにも日焼け止めは必ず塗るようにしましょう。
日々の積み重ねで肌は変わります
ニキビケアは短期間で効果が出るものではないですが、根気よく続けることで、確実に肌は変わります。
正しいケアを続けて、ニキビゼロのツルツルのお肌に生まれ変わりましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。